仮想通貨トレードをしていてこんなことを思ったことはありませんか?
「毎度ビットコインに交換して利確(仮)してるけど、ビットコインもいつ暴落するかわからない・・・」
「海外取引所を利用しているけど、日本円にできないから暴落時の退避先に困る・・・」
僕も先日まで同じことを思っていました。
そんな毎日とも今日でお別れです。
そんな悩みを解決してくれる仮想通貨が・・・
Tether (テザー)/USDT(ユーエスディーティー)
今回は安心して利確できる魔法の仮想通貨「Tether/USDT」について解説していきます。
目次
USDにペッグされる「Tether/USDT」とは?

TetherはFAIT(法定通貨)と連動した価格となる魔法の仮想通貨です。
Tetherは「USDT」と表記され、1USDT=1USD(米ドル)で相場が固定されています。(完全に一致ではありませんが)
つまり・・・
利確したい時には、相場がほぼ変わらないUSDTに変えておけば安心!
このように他の通貨と価値を連動させている通貨を「ペッグ通貨」と言います。
現在はUSD、ユーロ、日本円に対応しているみたいですが、今の所USDしか見たことがありません。
(日本円情報求む!)
今まで「とりあえず価格変動の少ない通貨で利確したい・・・」と思っていたあなた!
最高の仮想通貨が登場しましたよ。笑
例えば海外取引所を利用していると、日本円にすることはできないので利確先に困りますよね?
その際にUSDTに変えておくことで、資産の増減幅を極力減らすことができるのです。
Tether/USDTの価値はどうやって担保されているの?
上記のように1USDT=1USDの価値が固定されています。
TetherはTether Limitedという会社が運営しています。
流れとしては以下の感じ。
利確しよう!
↓
Tether Limitedにビットコイン(オルトでも可)を預け、法定通貨と同額のTetherを貰う
↓
ビットコインに戻そう!
↓
Tether LimitedにTetherを入金すると、ビットコインを受け取ることができ、同時にそのTetherが消滅する
つまり、市場に出回るTetherの価格と入金された法定通貨(ビットコイン)の価格が常に同額になるのです。
こうしてUSDTの価格がほぼ一定に固定されているのです。
USDT/JPYとUSD/JPYの実際のチャートを見てみよう
まずはUSDT/JYPのチャート。

続いて、SUD/JPYのチャート

合わせると・・・

間違いなく、USD相場と同じ動きをしている!!!
仮想通貨の問題となっている価格の変動を気にすることなく、利確をすることができるのです。
Tether/USDTはどこの取引所で扱っているの?
Tetherは以下の取引所で扱っています。

有名どころで言えば・・・
ですね。
ちなみに僕はBITTREX、BINANCEを愛用しています。
海外取引所はもちろんですが、国内取引所を利用している方は取引所の分散を心がけましょう!
一つの取引所だけでは様々なリスクが重なります。
気になるあなたは以下の記事をチェック!


やはり価格の変動は圧倒的に少ないですね。
もちろん、全く価格が変動しない訳ではありません。
しかし、ボラティリティーの大きい仮想通貨投資においてUSDTは間違いなく有用なコインとなります。
Tether/USDTのメリット
では、改めてTeter/USDTのメリットについて理解していきましょう!
①価格の変動が少ないので相場暴落時の退避先として利用できる

先ほどから説明しているように、USDTに交換することで資産の増減の幅を極力抑えることができます。
仮想通貨市場は株やFXと比べてボラティリティーが大きいので、一つの出来事・ニュースで簡単に数十%下落することが多々あります。
基軸通貨であるビットコインですら最大40%程の下落が数ヶ月に1度発生しています。
投資していた100万円が、一瞬にして60万円になるのです。
それをUSDTに替えておくことで、もしかしたら90万円に抑えることができるかもしれません。
※仮の話です
自分の資産を守ることも、立派な投資戦略です。
暴落の雰囲気を感じた時にはUSDTを活用していきましょう!
②多くの海外取引所で利用することができる

多くの仮想通貨は特定の取引所のみでしか扱っていないことが多いですが、USDTは上記画像の取引所において利用することができます。
多くの方が利用している海外取引所は以下の二つの取引所になります。
他にもオススメできる海外取引所はたくさんあります。
海外取引所は国内では扱っていない様々な仮想通貨を売買することができるので、まだ利用したことがない方は挑戦してみましょう!

Tether/USDTのデメリット

そんなUSDTにもデメリットが一点あります。
それは「カウンターパティーリスク」です。
カウンターパーティーリスクとは
デリバティブ取引などの金融取引において、取引の相手方(カウンターパーティ)が破綻するなどして、契約が履行されずに損失を被るリスク。
つまり、USDTを扱っているTethe Limitedr社次第で、集まっている資産はどうにでもなるということです。
仮にUSDTを扱うTether Limited社が「全てのUSDTがハッキングにより消失しました」ということにすれば、その真偽に関わらず全ての資産を無くしてしまいます。
これがカウンターパーティーリスクです。
言い換えると、非中央集権的であると言えます。
全ての管理はTether Limited社により行われているので、資産が消滅するリスクがあるということを認識しておきましょう。
USDTに替えることで税金はどうなるの?

2017年12月現在の日本の法律では、以下のような見解が出ています。
BTC→アルトコインに交換
この時点でその損益分は課税対象として扱われるようです。
仮想通貨の税制はまだ完全に整っているとは言えない状態ですが、脱税は絶対にダメです。
国税局も仮想通貨の税金に関しては、本気で搾取するという話を聞いたことがあります。
USDTに限らず、仮想通貨取引の履歴をしっかり記録しておき、正しく納税することを心がけていきましょう!
今後はTether/USDTで安心して利確していきましょう!
Tether/USDTについて理解できましたでしょうか?
日本円にすることはできませんが、価格変動の少ないUSDTに一度避難させることで、相場の暴落から資産を守ることができます。
今後、ビットコインのスケーラビリティー問題などで相場の暴落も考えられます。
そんな時は是非、Tether/USDTを使ってみてはいかがでしょうか!