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世界最大級の仮想通貨FX取引所「BitMEX(ビットメックス)」と最近話題で人気急上昇中の「CryptoGT(クリプトGT)」。
「CryptoGT(クリプトGT)とBitMEX(ビットメックス)を比較して、おすすめはどっち?」
「どっちの取引所を使うべきかわからない」
という悩み・相談をよく受けます。
結論から言いますと、どちらの取引所にも一長一短があるので、自分が重要視するポイントで選ぶべきだと考えます。
そこで今回は、BitMEXとCryptoGTを選ぶ際に重要なポイントを細かく比較してまとめました。
一覧で一目でわかるように紹介した後に、細かく比較解説していますので、最後までじっくり読んで選んでみてくださいね。
目次
CryptoGTとBitMEXの比較一覧

まずは簡単にCryptoGT(クリプトGT)とBitMEX(ビットメックス)を比較してみましょう。
比較項目 | CryptoGT | BitMEX |
レバレッジ | 最大200倍 | 最大100倍 |
BTC手数料 | 約0.08%(変動制) | 成行:0.075% 指値:-0.025% |
アルトコイン手数料 | 約0.35%~0.5%(変動制) | 成行:0.25% 指値:-0.05% |
スワップ手数料 | 約0.075%(通貨により変動) | 変動制 |
通貨ペア数 | 42ペア(9種類) | 8種類 |
両建て | あり | なし |
入金対応 | 9種 | BTCのみ |
証拠金通貨 | BTC+アルト | BTCのみ |
スマホアプリ | あり(MT5) | なし |
日本語サポート | あり | あり |
追証 | なし | なし |
ロスカット | 100% | 50% |
どちらを使うか決めるのに重要なポイントを比較してみました。
次にそれぞれの比較詳細をみていきましょう。
レバレッジ比率の違いを比較

CryptoGT(クリプトGT)のレバレッジはビットコイン、アルトコイン共に最大200倍となっています。
それに対し、BitMEX(ビットメックス)はビットコインの最大レバレッジは100倍、アルトコインの最大はイーサリアムを除いて20~33.3倍となっています。
※イーサリアム(ETH)のみ最大50倍
単純にレバレッジの大きさだけで言えばCryptoGTの方が圧倒的に優っていますね。
レバレッジ変更の柔軟性はBitMEXに軍配?
CryptoGTは最大200倍のレバレッジでBitMEXよりも秀でているように思えます。
しかし、CryptoGTには以下2つの欠点があります。
①「細かく設定できない」
②「簡単に変更できない」
①については、CryptoGTはトレーディングアカウントごとに1倍・10倍・25倍・50倍・100倍・200倍の中から事前にレバレッジを設定します。
その後のトレードでは、事前に決めたレバッレジ倍率でのみトレードすることができます。
②について、事前に決めたレバレッジを変更したい場合は、公式にレバレッジ変更依頼を送る必要があります。
(参考:CryptoGT公式より)
それに対しBitMEXはポジションごとに簡単に、細かくレバレッジを設定することができるので、柔軟にトレードを進めることができます。(例:レバ12倍など)
この点の柔軟さで言えば、BitMEXに軍配が上がるのではないでしょうか。
取扱い銘柄の違いを比較
次にそれぞれの取扱い銘柄を比較していきましょう。
取扱銘柄 | |
CryptoGT | BTC,ADA,BCH,EOS,ETH,LTC,TRX,XRP |
BitMEX | BTC,BCH,XRP,DSH,XMR,EOS,ETH,LTC,ADA |
取扱銘柄数はCryproGT、BitMEX共に大差はありません。
しかし、BitMEXはBTCとETH以外は全てBTC建のチャートになります。
(※BTC,ETHはUSD建)
それに対しCryptoGTは、現在48種類の様々な仮想通貨ペアでトレードすることができます。(USD、JPY、EUR建あり)
また、ペア数もかなりのスピードで増えていっているので、今後さらにペアが増えることも期待できます。
そして、仮想通貨同士のペアよりも、フィアット(法定通貨)建のペアの方がボラティリティーが大きくなるので、利益をあげるチャンスが多いのがリアルです。
以上の点を考慮すると、取扱銘柄ではCryptoGTの方が優れていると言えるでしょう。
トレード手数料の違いを比較
次にCryotoGTとBitMEXのトレードにおける手数料を比較していきましょう。
今回は以下の二つの手数料を比較します。
①スプレッド(手数料)
②スワップ手数料
①スプレッド(取引手数料)の違いを比較
まずは通常の取引手数料の違いを比較していきましょう。
大前提としてCryptoGTはスプレッド方式、BitMEXは板取引方式になるので、厳密に手数料を比較することはできません。
今回は一般的に言われている手数料を比較します。
CryptoGT | BitMEX | |
ビットコイン | 約0.08% | 成行:0.07% 指値:-0.025% |
アルトコイン | 約0.35~0.5% | 成行:0.25% 指値:-0.05% |
CryptoGTは通貨ペアごとにスプレッド比率が変わってきますので、詳細はこちらの表をご覧ください。
それではビットコイン・アルトコインそれぞれの違いを細かくみていきましょう。
ビットコインの手数料比較
ビットコインの手数料はCryptoGTが0.08%に対して、BitMEXが成行0.07%、指値-0.025%になります。
一見CryptoGTの方が高く見えますが、BitMEXの成行手数料は注文時・決済時の両方にかかるので実質0.15%になりますので、CryptoGTよりも若干高くなります。
ただし、指値で取引すると手数料がマイナスとなり、その分の数料分を受け取ることができます。
以上の点を考慮すると、指値を上手く活用することができればBitMEXの方がお得にトレードできるでしょう。
また、手数料を6ヶ月間半額にする方法がありますので、まだ利用していない方はこちらの記事もご覧ください。

アルトコインの手数料比較
続いてアルトコインの手数料について比較していきましょう。
CryotoGTが0.35~0.5%に対し、BitMEXは成行:0.25%、指値:-0.05%になります。
先ほども解説したように、BitMEXは往復分の手数料が発生するので成行だと実質0.5%になります。
この点で考えると、CryptoGTの方が若干安いという結果になりますね。
ただし、BitMEXは上手く指値を使うことができれば、かなりお得にトレードすることができますので、一概にCryptoGTが安いとは言えません。(BitMEXは取引量が多く板が厚いので、成行注文になることが多々ありますが…)
個人的な経験ではCryptoGTの方が安くトレードできていると感じますね。
国内の仮想通貨FX取引所(GMOコイン、DMM Bitcoin)と手数料を比較した記事もありますので、国内取引所ユーザーは一度見ておくといいでしょう。

・スワップ手数料の違いを比較
次にスワップ手数料の比較を見ていきましょう。
スワップ手数料とは、ポジションを翌日まで維持する為の手数料のことを言います。
【スワップ手数料計算式】
『スワップレート』×『通貨ペアの価格』×『取引量(ロット数)』÷『100』÷『360』=『スワップ手数料』
以下がCryptoGTとBitMEXの比較になります。
CryptoGT | BITMEX | |
スワップ手数料 | 0.075%(変動制) | -0.375~0.375%(変動制) |
CryptoGTのスワップ手数料は通貨ペアによって変動がありますが、平均的に0.075%と言われています。
このスワップ手数料が発生する時間は日本時間の朝6時になりますで、しっかり覚えておきましょう。
また、水曜日(木曜朝6時)だけはスワップ手数料が通常の3倍になるので注意が必要です!
一方BitMEXの方では「資金調達(Funding)」と呼ばれており、-0.375~0.375%の範囲で支払うor受けとることになります。
この資金調達は8時間ごと(日本時間5時、13時、21時)に発生します。
この時間になる前にポジションを決済できれば、手数料を支払う必要はありません。
以上から、スワップ手数料はBitMEXの方が安いという結論になります。
発生時間を意識して、無駄な費用を減らしながらトレードを進めていきましょう。
入出金の対応通貨の違いを比較
次に入出金の対応通貨の違いを比較していきます。
まずBitMEXに関しては、現在のところビットコイン(BTC)のみの入出金対応になっています。
また、入金はいつでも可能ですが、出金は1日1回まで(毎日22時)となっており、急な出金が必要な時に不便を感じます。

(知らないと本当に焦ります…)
一方CryptoGTは「BTC,BCH,ETH,DASH,LTC,XMR,XRP,ADA」の9つの通貨の入金対応しています。
もちろん出金もいつでも可能ですので、快適に利用することができます。
この点ではCryptoGTに軍配が上がると言えますね。
証拠金にできる通貨の違いを比較
次に、仮想通貨FXで必要となる資金「証拠金」について比較していきましょう。
BitMEXは入出金がビットコイン(BTC)のみの対応になるので、証拠金もBTCのみとなります。全ての取引は「BTCの枚数を増やすため」というイメージになります。
一方CryptoGTでは、先ほど説明したように「BTC,BCH,ETH,DASH,LTC,XMR,XRP,ADA」の9つの銘柄の入金に対応しており、その銘柄をそのまま証拠金として利用することができます。
例えば、この特徴を活かして以下のようなトレードをする方も多いです。
リップル(XRP)を証拠金にする
↓
リップル(XRP)のレバレッジ取引をする
↓
XRPの枚数を増やす
↓
XRPがそのまま証拠金になる
↓
ロスカットリスクを減らしながら更にトレードを進める
これはBitMEXとの大きな差別化ポイントであり、CryptoGTに軍配が上がると言えるでしょう。
スマホアプリの違いを比較
次にスマホアプリの使いやすさを比較していきましょう。
まずBitMEXはスマホアプリに対応しておらず、ブラウザ版でトレードする必要があります。
PC版と同じでスマホに最適化されていないという点では、若干使いにくさを感じざるを得ません。
ほとんどのユーザーがスマホアプリの登場を心待ちにしていることでしょう。
一方、CryptoGTはFX専用のトレードプラットフォームである「MT5」を採用しており、スマホアプリでも利用することができます。
「MT5」のスマホアプリは操作性に優れていてるだけでなく、様々なチャート分析ツールを利用することができる点で、世界中から評価されています。
実際に利用していますが、初心者から上級者まで使うことができるツールだと感じています。
以上の点から「スマホでトレードをしたい」という方には「MT5」のスマホアプリがあるCryptoGTがオススメだと言えますね。
取引方法・注文における違いを比較
次に、取引・注文における様々な違いを比較していきましょう。
今回は以下の3つの違いを比較してみます。
①注文の通りやすさを比較
②両建ての有無を比較
③取引量の違いを比較
それぞれ順に解説ていきます。
①注文の通りやすさを比較
ビットコイン・仮想通貨FXにおいて注文が通りやすさは超重要になります。
なぜならほんの数秒でチャートは大きく動き、少し入るタイミングを間違えるだけで大きな機会損失となることが多々あるからです。
BitMEXは基本的にはサーバーが安定しており、注文もサクサク通ります。
しかし、相場が大きく動く時には注文が通りにくかったり、ログインすらできないことが何度かありました(ログインできない時はかなり焦ります)
一方、CryptoGTは通常時はもちろん、急激に相場が動く時でもサクサク注文が通り、不便を感じたことは一度もありません。
このことから、サーバーの強さ、注文の通りやすさはCryptoGTの圧勝と言っていいと思います。
②両建ての有無を比較
次に両建ての有無を比較します。
両建てとは、ロングポジションとショートポジションの両方のポジションを同時に持つことをいいます。これはリスクヘッジとなるトレード方法で、両建てを求めるユーザーはかなり多くいます。
では、それぞれの取引所の両建ての有無をみていきましょう。
CryptoGT | BitMEX | |
両建て | あり | なし |
CryptoGTはあり、BitMEXはなしという結論です。
厳密に言えばBitMEXも二つのアカウントを作成したら、実質両建てでトレードをすることができますが、ログイン作業などはかなり面倒臭いです。
その点CryptoGTでは一つのアカウントで簡単に両建てができるので、有利にトレードを進めることができますよ。
③取引量の違いを比較
次に取引量の違いを比較していきましょう。
BitMEXはFXでは珍しい板取引形式になっているので、取引量に注目する必要があります。
実際の板の状況をみてみましょう。まずはビットコイン(BTC)の画面。

ビットコインはUSD建で、0.5ドル単位での注文が可能なのですが、価格はびっしり埋まっていますね。
また、ビットコインの取引量も申し分ないと言えるでしょう。
次に人気アルトコインのリップル(XRP)の板を見てみましょう。

価格に関してはそれなりに埋まってはいるものの、売り板の枚数が少なく感じますね。
仮に2万枚分のリップルを成行ロングした場合、9051~9055まで一気に購入してしまうことになります。
人気のアルトコインでこの厚さなので、その他のアルトコインは更に薄い板になっていることでしょう。
一方、CryptoGTは販売所形式(企業&ユーザー間の売買)なので取引量は気にする必要がありません。
どんな枚数でトレードしても一定の価格で取引されるので、板の心配をする必要はありません。
ただし、各通貨ごとに最大ロット枚数が設定されているので注意が必要です。

2018年12月現在であれば、BTC/USDの最大ロット数は50枚になります。
これ以上の枚数で取引したいのであれば、BitMEXを使わざるを得ないですね。
ロスカットにおける証拠金維持率の違いを比較

次にロスカット基準となる証拠金維持率の違いを比較していきましょう。
証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは、ポジション必要証拠金に対して占める純資産額の割合のことで、
「(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100」で算出します。
証拠金維持率が高いほどレバレッジリスクは低くなります。DMM FXより
それぞれのロスカット基準は以下になります。
CryptoGT | BitMEX | |
ロスカット基準 | 100% | 50% |
CryptoGTは証拠金維持率100%を切ったらロスカットされます。
【実際の計算】
口座残高が10,000円(BTCに換算)
使用中証拠金額が5,000円(BTCに換算)、
評価損益がマイナス6,000円(BTCに換算)、
この際、レバレッジ取引の証拠金維持率は90%となり、強制的にポジションが解消されます。
つまり、CryptoGTは常に100%以上の証拠金を入れておかなければロスカットされてしまうので注意が必要だということです。
一方、BitMEXは証拠金維持率が50%まで耐えることができるので、ロスカットの基準はかなり低いと言えます。
ただし、ここは自分のポジションの取り方次第なので、一概にBitMEXの方が良いとは言えないところです。
日本語サポート対応の比較
CryptoGT、BitMEX共に管理画面からユーザーサポートまで全て日本語に対応しています。この点は、初めて海外取引所に触れる方にとってはかなり安心できるポイントだと思います。
日本語サポートだけでもありがたいですが、敢えて比較するとしたら「質問から回答までの時間」かと思います。
先日2社に問い合わせをしてみたのですが、BitMEXは問い合わせから2〜3時間ほどで回答のメールが届きました。
対してCryptoGTには、ユーザーサポートのチャットサービスがあり、リアルタイムで回答を得ることができました。
質問の内容にもよるかもしれませんが、よりスピード感をもって対応してくれるのはCryptoGTだと言えるでしょう。
結論:CryptoGTとBitMEXを比較しておすすめはどちらなの?
様々な角度からCrypoGTとBitMEXを比較してきましたが、結局どちらの取引所を使えばいいのでしょうか?
結論からいうと、以下の特徴に当てはまる方を利用してみるといいと思います。
【BitMEXを使うべき人】
・可能な限り手数料を抑えたい人
・主にPCでトレードをしたい人
・ビットコインFXをメインにしたい人
【CryptoGTを使うべき人】
・サーバーの安定を重視(混雑時も安心)したい人
・スマホでトレードしたい人
・アルトコインFXもやりたい人
「どちらも当てはまる…」というあなたは、どちらも実際に使ってみることをおすすめします。
なぜなら、実際に利用してみないとその良し悪しをしっかり感じることができないからです。
どちらも一長一短がありますので、自分のトレード手法と合わせて選んでいくといいですよ。
それでも悩むというあなたは、以下の実際の評判も含めて検討してみてくださいね。

