仮想通貨ブロガーのRyosuke(@RyosukeC_C)です。記事をご覧頂きありがとうございます!
あなたはUSDTに変わる新たな仮想(ペッグ)通貨「TUDS(TrueUSD)」をご存知ですか?
今までの不安要素を排除し、安心・安全の仮想通貨として注目されているんです!
今回はその「TUSD」の詳細についてまとめたので、じっくりとご覧ください!
目次
ドルペッグ通貨『TUSD(TrueUSD)』とは?

そもそもTUSD(TrueUSD)とは何なのでしょうか?
TrustToken資産トークン化プラットフォームの一部であるTrueUSDは、USDの価値に固定されたブロックチェーンベースの安定したコインです。TrueUSDシステムでは、単一の会社が管理する銀行口座ではなく、エスクロー契約を結んでいる複数の信託会社の銀行口座に米ドルが保有されています。前記エスクロー口座の内容は、毎月の証明書を発行する独立した第三者の会計士によって検証される。
BINANCEより
TUSD(TrueUSD)は米ドル(USD)との相場が固定されており、1TUSD=1USDとなるように価格が連動する仮想通貨です。
※完全に一致するわけではありません
上記の通り、TUSDは複数の信託銀行により運営されています。
また、ブロックチェーン上で管理されているので不正や改ざんができない仕様となっています。
このことから、TUSDは信用度の高いペッグ通貨として注目を集めています。
TUSDはどうして価格がドルと連動するの?

1TUSD=1USDになる仕組みは至ってシンプル。
TUSDが欲しい利用者は信託銀行にドルを預けることになります。
すると運営側から同等のTUSDが利用者に発行されます。
最後に利用者が保有するTUSDを売却すると同等のドルが返却され、そのTUSDは消滅します。
つまり、ブロックチェーン上には預けられたドルと同等のTUSDしか発行されない(存在しない)という仕組みになっています。
TUSDと似たUSDTって?

USDT(Tether)はテザー社が発行し運営しているペッグ通貨です。
こちらもTUSDと同様に1USDT=1USDとなるように価格が連動しています。
現在では、BINANCEやHuobiなどの世界的な仮想通貨取引所で利用することができます。
詳細については以下の記事をご覧ください。

USDTの不安要素・・・

TUSDとUSDTの最大の違いは「運営主体の数」です。
TUSDは複数の投資銀行で運営されているのに対して、USDTはTether社一つのみ。
ペッグ通貨のシステム上、発行されているUSDTの枚数(価値)と同じだけのUSDを運営主体が保有していることになります。
しかし、2018年2月にそのTether社に「USDTと同等のUSDを保有していないのではないか?」という疑いがかけられました。
12月6日に裁判所から文書提出命令が下りた。
米商品先物取引委員会(CFTC)は通貨発行元テザー社とその経営者が運営している別の大手仮想通貨取引所「ビットフィネックス(Bitfinex)」に、 保有しているはずの23億米ドル(約2520億円) がどこに存在することを示せる証拠書類の提出を求めた。
Tether社は「保有している金額は毎日公開している」との弁明をしているようでうすが、今現在でも一部からは疑いの目で見られているようです。
もし万が一、Tether社が保有しているはずのUSDを保有していなかった場合、仮想通貨市場は混乱の渦に巻き込まれます。
USDTは全く価値のないものになり、Tether社は保有するドルで市場操作を行う事もできます。
特にUSDTペアで取引されているBTCやBCH、XRPなどのメジャーアルトコインは暴落することになるでしょう。
これはあくまで仮定の話です。
しかし、このような事態が起こりかねないことも頭に入れておく必要があるでしょう。
それに対してTUSDが持つメリットを次に解説していきますね。
TUSDが持つ3つのメリット!

ではTUDSが持つメリットを大きく3つ解説します。
①ペッグ通貨は退避先に便利!
②複数の投資銀行で管理されているので安心!
③複数の海外取引所で利用できる!
しっかり理解した上でTUSDを利用していきましょう!
①ペッグ通貨は退避先に便利!
こちらはTUSDに限らずペッグ通貨最大の利点と言えるでしょう。
何度もお伝えてしているように、ペッグ通貨は法定通貨と同等の価値を持つような仕組みで運用されています。
ビットコインを始めとする仮想通貨のほとんどはボラティリティーがとても大きいです。
ボラティリティー(Volatility)とは、一般的に価格変動の度合いを示す言葉で、「ボラティリティーが大きい」という場合は、その商品の価格変動が大きいことを意味し、「ボラティリティーが小さい」という場合は、その商品の価格変動が小さいことを意味します。
価格が上昇する時はいいですが、下落する時には一気に資産を減らすことになります。
その下落相場の際にこのTUSDを利用することで、資産の減少を防ぐことができます。
もちろん、1ドルの価値を保つようなシステムではありますが、100%同じという訳ではないのでしっかり理解しておきましょう。
②複数の投資銀行で管理されているので安心
こちらはUSDTとTUSDとの最大の違いでしょう。
先ほどもお伝えしたように、USDTはTether社のみが管轄しているのでカウンターパーティーリスクが大きいと言われています。
カウンターパーティーリスクとは
デリバティブ取引などの金融取引において、取引の相手方(カウンターパーティ)が破綻するなどして、契約が履行されずに損失を被るリスク。
つまり、USDTを扱っているTethe Limitedr社次第で、集まっている資産はどうにでもなるということです。
仮にUSDTを扱うTether Limited社が「全てのUSDTがハッキングにより消失しました」ということにすれば、その真偽に関わらず全ての資産を無くしてしまいます。
これがカウンターパーティーリスクです。
対してTUSDは複数の投資銀行が運営しているので、カウンターパーティーリスクほぼありません。
もちろん100%ではありませんが、USDTよりも安心感を持って利用できるのではないでしょうか。
③複数の海外取引所で利用できる!
TUSDは現在、世界のいくつかの取引所で利用することができます。
最近ではBINANCEやCRYPTOPIAに上場して話題になりました。
Trading for $TUSD on #Binance will begin in 10 minutes (2018/05/22 04:00 AM UTC).
Reminder: #TUSD is a fully collateralized stablecoin backed by US dollars. The value is designed to be 1 TUSD = 1 USD @TrustToken pic.twitter.com/U9IQlJsDxB— Binance (@binance) May 22, 2018
We're happy to announce the listing of TrueUSD $TUSD! Welcome to the Cryptopia family @TrustToken! See more info on our Help Centre Listings page: https://t.co/jijp6QhJgF
— Cryptopia Exchange (@Cryptopia_NZ) May 22, 2018
いくらペッグ通貨といえど、取引所に上場しないことには使い物になりません。
今後も多くの海外取引所に上場していくのではないでしょうか。
TUSDの上場先はどこ?

では、改めて現在TUSDが上場している取引所を紹介します。
※5月22日現在
まだ海外取引所を利用したことがないあなたは、上記のBINANCEに登録しておきましょう。
多くの仮想通貨投資家が利用している取引所で安心・簡単に利用できますよ。
また、海外取引所への送金の際はリップル(XRP)が最も早いので、ビットコインなどで送るのは避けましょう。(体験談)

TUSDの評判や口コミは?
TrueUSDの主張によると「企業の隠された銀行アカウントや特別なアルゴリズムを必要とせず、公で監査されたスマートコントラクトにより1TUSD=$1にペッグする」とのこと。(*#Tether Limitedは現在監査なし)#ビットコイン #Bitcoin #仮想通貨 #ブロックチェーン #TrueUSD #Tether $USDT $TUSD #Bitfinex
— 墨汁うまい(BlockchainUmai) (@bokujyuumai) March 29, 2018
TUSDはドルの価値と固定レートなら仮想通貨界の指標通貨になるわけか
— 身長だけ長者 (@LONNYTKO) May 22, 2018
バイナンスにTUSDがくるぞー。Stablecoinなのに上場決定で20%も上がっちゃって、上場延期になったTUSDがくるぞー。Tetherと違って、ちゃんとドルbackedだぞー
— 戸風正樹 (@masakitokaze) May 22, 2018
USDTに対して不安を持つ方からの期待の声は多いのではないでしょうか。
TUSDは仮想通貨取引において利用されるのか?
TUSDについて理解できましたでしょうか?
今までドルペッグ通貨として主流だったUSDTにはカウンターパーティーリスクという大きな欠点がありましたが、今回のTUSDではその部分が解消されて、安心して利用できるものとなりました。
仮想通貨取引においてペッグ通貨は重要になるので、今後さらにTUSDは流通していくのではないでしょう?
暴落時などには積極的に利用していきましょう!